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人生、ここにあり!のochibaのレビュー・感想・評価

人生、ここにあり!(2008年製作の映画)
4.0

〈 正気かよ? 〉

ミラノのある障害者達が一人の男と共に施設を抜けだして、世間に革命を起こそうとする話。


国や施設に頼ることなく、10人程の自分たちだけでの生活。

現実的には何よりもお金をつくることが必要。

さて、はたして彼らにどんな仕事が?



この物語のキーとなるのが「床板張り」というアイデア。
更にいえば、板の切れ端を使ってオリジナルの「モザイクアート調」でいくこと。

これはある程度現実的に可能なラインに思えた。

仕上がりさえよければ、そこそこ仕事はありそうだし、彼らにむいているかも。
実際に、みんなで作業している様子はとても楽しそう。

案の定注文は殺到、みんなで広い部屋に引越しして、稼いだお金でいろいろ買ったりして(笑)…



現実の話らしいけれど、現実らしくみえないのは映画としての脚色が強いから?



あの女の人は、軽率で残酷なことをしましたね。

主人公の人も、そこで全てを投げだすのはやはりどうかと思いました。


それでもやっぱりイタリア人(?)、暗いものを寄せつけない〈何か〉があるみたいですね。


渡辺謙でもなければ、トムハンクスでもない。



イタリア庶民があつまる、手づくりパスタの味。
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