佐藤克巳

花の佐藤克巳のレビュー・感想・評価

(1941年製作の映画)
3.5
そのままタイトルの通り吉村公三郎監督の花道の世界を通じた田中絹代独壇場の芸道物の佳作と評価出来る。田中と上原謙とくれば、すれ違いメロドラマの大ヒット作「愛染かつら」を連想したが、田中が前年溝口健二「浪花女」後だからなのか、一皮剥けて円熟した演技が見事だった。
佐藤克巳

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