メキシコシティのスラムに感化院を脱走した悪童ハイボ(ロベルト・コボ )が戻ってくる。彼は少年たちを率いて悪事を繰り返し、やがて復讐のために殺人を犯す。その場に居合わせた仲間の一人ペドロ(アルフォンソ…
>>続きを読む「子どもより貧乏を閉じ込められたらな」
メキシコシティの貧民街で、金もなければ教育を受ける機会もない歴史や近代化から"忘れられた人々"を描く。
基本的にリアリスティックかつ救いようのない描写で終…
このレビューはネタバレを含みます
貧困!暴力!殺人!
メキシコの少年たちの1950年頃。
感心院?だっけか、少年院みたいなところに入ったほとんど無実の男の子が暴れるの面白かった。無実で捕まったのに鶏ボコボコにしたり、卵吸って怒…
いつものブニュエル世界がここでは反転している、という傑作。
まずはあらすじから
ーーーあらすじーーー
■大都会、NY、パリ、ここメキシコシティも。
大都会の片隅の貧しい集落、不良少年のリーダー格ハ…
ブニュエルのねおれありずも。(言えたぁ)
実話をもとにしただけあって、映像もストーリーも奥深いものになっていた。ゾワッとする要素満載。不条理にフォーカスしすぎず分かりやすい内容になってるのでとても見…
善人一人ぐらいでは解決できないほどに親に見捨てられたストリートチルドレンやネグレクトされた子供達は救えないというのを唯一この映画での善人である所長のシークエンス出すことで示して更なる絶望を見せてくる…
>>続きを読む「この映画は事実に基づき登場人物も実在する」
「問題の解決は社会の進歩に委ねられている」
冒頭のこれらの言葉は、この作品を世に出すために入れたのだという。
ブニュエル監督メキシコ時代の作品。
メキ…
目にしているのが耐えられないほどの負の連鎖。
しかし、このおぞましさから我々は目を背けてはならないはずである。
とはいえ、実際に人々はその現実になかなか目を向けることはない。
だからこそ人々は、この…