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忘れられた人々のscarfaceのレビュー・感想・評価

忘れられた人々(1950年製作の映画)
3.4
まず卒直な感想。ひどい、ひどすぎる。子どもたちがこんな風に生きるなんて。
ルイス・ブニュエル監督がメキシコで撮った作品。冒頭のメッセージからして社会批判映画と考えます。社会の機能していない部分に対する批判というよりは、社会全体の問題を感じました。ただ、イタリアのネオレアリズモのような現実描写ではなく、明らかに意図的な主観を感じました。よりソリッドな現実。シュルレアリスム。そこがルイス・ブニュエル監督らしいなと感じますね。しかし、ここまで残酷な内容にしてしまうのか。メキシコで問題になるはずです。
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