ブニュエル③
母親から愛情を与えられず、不良とつるむ少年ペドロ。それでも彼が潜在的に母親の愛情を求めていることは彼の見る夢から明らかだ。
自分に信頼を与えてくれた感化院の院長という善意の大人の存在…
このレビューはネタバレを含みます
他のひとが言うように、ブニュエル版『シティ・オブ・ゴッド』といった風で、メキシコ社会を声高に糾弾することなく、近代化された都市の隠された裏(影)の顔をシュールではなくリアリズムで淡々と描いている。だ…
>>続きを読むメキシコの貧民窟で悪に染まる少年たちをドライなタッチで描く、シュールレアリズム監督が撮った、しかし、超リアルな作品。メキシコ版シティオブゴッドというより、この作品を参考にして、シティオブゴッドが出来…
>>続きを読むあまりにもひどい話。ハイボの不幸な邪悪性にも同情するけど、なんといってもペドロが不憫でしかたない。彼の願望や善意が次々と無下にされていくのは悲しいとしかいえないんだけど、オレはそういう"豚小屋発犬小…
>>続きを読むこれはむしろリアリズム映画の金字塔だろう。社会派の文脈へと寄せることをしないし、厚生プログラムにするには希望がなさ過ぎる。与えられた環境でただ押し流されるように、持て余した若さに苛立ちながら生きる少…
>>続きを読むブニュエル5本目。
冒頭で語られるようにリアリズムをもってメキシコの貧困社会を描く。
貧困に抗おうと生きる子供たちに救済が与えられることはない。
終盤、ペドロが全く突然にカメラに向かって卵を投げつけ…
まず卒直な感想。ひどい、ひどすぎる。子どもたちがこんな風に生きるなんて。
ルイス・ブニュエル監督がメキシコで撮った作品。冒頭のメッセージからして社会批判映画と考えます。社会の機能していない部分に対す…