まともな人は誰もおらず終始辛い気持ちになるが、善と悪が入れ替わり立ち替わりで境目があいまいになる物語を端的かつドライに撮りまとめているところなど、さすがだなあと。まるでギャング映画のような終わり方。…
>>続きを読むメキシコの貧民街で生きる子どもたちの救いようのない現実を描くイタリア• ネオリアリズモのような映画。少年たちの情け容赦ない行動、貧困、家庭の愛情の欠如といった負のスパイラルが示される。メキシコは19…
>>続きを読む1950年代のメキシコシティ。貧困が少年達にもたらす、暗い暴力的な世界が最後まで冷たく描かれていく。真っ当に生きようとした貧しい少年が見た夢は、救いようも無いくらい不気味でシュールな夢だった。メキシ…
>>続きを読むたとえば、『自転車泥棒』を観るとその悲惨さにつらい気持ちになる(故にできればあまり見返したくない)のに対し、起きてることはデシーカの有名作に比べて遥かに悲惨で救いのない本作を観ると何故こんなに「面白…
>>続きを読む少年院帰りの悪い仲間が厄災となり全員不幸に。障害者リンチや冤罪、暴力やゴミまみれの死など容赦無い展開の中で、更生の機会が奪われる瞬間が一番こたえた。いい子になりたいけどなり方がわからない…というセリ…
>>続きを読むブニュエルがメキシコシティの貧困と少年犯罪をリアリズムで描き、メキシコでは物議を醸したが、カンヌ映画祭で監督賞を受賞した事でヒット作になり、メキシコ時代のブニュエルが再評価されたというスキャンダラス…
>>続きを読む社会の歪みを真っ先に受けるのは確かにその最前線にいる大人達かもしれないがそれとは違う場所で打ち捨てられた子供達がその小さき幼き心身をもってその歪みを一身に受け止めている様をあまりにもリアルにまざまざ…
>>続きを読むメキシコでの貧困と社会的な問題に苦しむ子供たちの暮らしを描いており、そのリアルな描写と社会批評がこの映画の魅力の一つでしょう。
ルイス・ブニュエルの非常に特異な視点と映像表現により、物語がより深い…