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ニッケルオデオンのotomのレビュー・感想・評価

ニッケルオデオン(1976年製作の映画)
5.0
当時の歴史背景が分からなくても充分楽しい。映画史の黎明期の郷愁に今の映画があるのはこの時代の制作者がしのぎを削ったおかげってな感じの尊敬の念がヒシヒシと伝わってくるな。ほとんどドリフみたいなサイレント時代の画だけで分からせるテンポの良いアクション、それらとトーキーの面白さを上手く活かせてあらゆる映画制作の舞台裏を雑っぽく見せかけて丁寧に描いているピーター・ボグダノヴィッチ。役者のそれぞれがみんな良い味出してるけど、ペーパー・ムーン同様にふてぶてしい可愛いテイタム・オニールがいるだけで締まる。
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