がちゃん

ニッケルオデオンのがちゃんのレビュー・感想・評価

ニッケルオデオン(1976年製作の映画)
4.0
映画創世記の1910年代。
大手映画会社と独立系の映画屋たちが争っていたころの物語。
金や特殊技術はなくてもなんとか面白い映画を作ろうとするライアン・オニールをはじめとする映画屋たちの奮闘記。
ボクダノヴィッチ監督らしいノスタルジィ調ののんびりムードに、いかにもクラシックな派手な乱闘シーンが楽し。
グリフィス監督の『国民の創生』を観た彼らがショックを受けつつも、映画の持つ大きな可能性を感じ奮起するのがグッとくる。
タフガイスターを気取ったバート・レイノルズ、ストーリーをひねり上げて作り出す小娘テイタム・オニールの好演ぶりもいい。
CGを多用して見せ場を作りたがる現在の映画監督らに再鑑賞してほしい作品だ。
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