ペコリンゴ

僕らのミライへ逆回転のペコリンゴのレビュー・感想・評価

僕らのミライへ逆回転(2008年製作の映画)
3.6
記録。
ハンドメイドのノスタルジー。

『ミニミニ大作戦』に引けを取らない程度にクソみたいな邦題に嫌気がしながらも、好きなジャック・ブラックが出てるので鑑賞。

舞台はVHSのみ取り扱うレンタルビデオ店。ひょんなことから店のビデオテープの映像が消えてしまい困った主人公たちが、手作りで有名作品をリメイクしていくお話。

正直言うと序盤は退屈だなーって。テープがお釈迦になった原因はジャック・ブラック扮するジェリーが発電所襲撃しようとして感電→磁石人間化したことにあるんだけど、この辺のギャグを面白がることが出来ず、得意でないオフビート風味が効いてることもあってハマれなかったんです。

でも最初は客にバレないようにと作ってたリメイクが段々と街の人の支持を得ていくんですよね。リメイクの対象は超大作ばっかり。それを多分製作費200円くらいで撮影していく。キャストは自分たちだし衣装も段ボールとかで超安っぽいのに、作品はスウェーデンから輸入してるとか嘘ついて(笑)

きっとみんな普通に偽物だってのは気づいてるけどそれを承知で楽しむ暖かさみたいなのを感じて良かったですね。あのラストシーンの素敵さったら中々無いですよ。

個人的には『2001年宇宙の旅』のリメイクがツボでした。ちゃんとそれっぽく撮れてて(笑)