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僕らのミライへ逆回転のMAOWのレビュー・感想・評価

僕らのミライへ逆回転(2008年製作の映画)
1.6
あんなにショボいリメイクが人気になるのが有り得ないから、
そこに乗れず、ずっと楽しめなかった。

あと店長が「客はハリウッドのマンネリ映画に飽きた」って言ってたけど、マジであり得ん。
仮にも映画に関わる端くれのくせに、映画バカにすんなよ。

お前の店が潰れそうな真の原因って、DVDを置いてないからじゃなくて、その偏見のせいじゃないの?
どうせ「最近の映画はダメだ。俺は昔の名作しか置かない。」とか思ってんでしょ?見てもないくせに。



デブが電磁波パワーでスーパーヒーローになるところも、変に画面がゆがむから「あ、これはこの映画自体が登場人物たちが作ったリメイクなんだな。」って思ってたら何もないしwww
マジで何だったんだよwwwだんだんと撮るの上手くなっていってたから期待したのにww



ラストの、みんなで作った映画を見てるシーンも、
いいシーンなのにクドすぎて冷める。

で、外を見るとさらに大勢の人が見ている、と。
いや、あり得んだろ。あんなショボい映画なのに。


最初は、「これだけの人が、本当に楽しそうに映画見てて、なんかこのシーン素敵だな。」って思ってたのに台無しだよ。



オーナーが黒人の主人公のために嘘ついた理由も意味分からんし。
「お前を元気づけたかった。」って、黒人の背景全く出てこないから、見てても響かないんだよね。

てか登場人物全員背景が見えてこないから、全く感情移入できない。



よかったのは、フィッツの出自とかを「創造」してたとこ。
『ライフ・オブ・パイ』『エンジェルウォーズ』みたいに、物語で自分を支える。
『ワンスアポンアタイムインハリウッド』『イングロリアスバスターズ』みたいに、物語で現実をぶっ飛ばす。

ような、そういう使い方が、まさしく「映画」だな、と思いました。


「外からの評価はともかく、自分たちで作り上げたかけがえのないもの」という面は『カメラを止めるな!』にも似てたかな。


でも題材と演出が残念すぎた。
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