せーや

僕らのミライへ逆回転のせーやのレビュー・感想・評価

僕らのミライへ逆回転(2008年製作の映画)
3.9
どうだろうなあ~。
こんなビデオ店があったら
借りに行くかなあ~。
行かねえだろうなあ~。
あ~、でも悩んだ挙句に行っちゃいそうだなあ~

ニュージャージー州パセーイクにある
小さなレンタルビデオ店Be Kind Rewindは
ジャズピアニスト、ファッツ・ウォーラーの生誕地として
誇りをもって長年営業してきた。
しかしそんな中、市の再開発計画がこの店に迫っていた。

レンタルビデオ店のビデオが磁気を受けて
中身が全部消去されてしまった!
バイトのマイクと友人ジェリーは
消去されたすべてのビデオを自分たちでリメイクすることにする。

まさに映画好きのための映画ってところでしょうか。
とはいえ、リメイク作品の中には結構ディープな作品も
含まれているので、映画大好きな人じゃないと。
自分も全部は理解できませんでした。

映画ファンにとってつらいのが
自分の見たことない映画で盛り上がっちゃうことです。
本当に観てないことを後悔しました。

映画のリメイクも
ジャックブラックがやっていることもあって
かなり面白く仕上がっています。
あの人が本当に映画が大好きなことが伝わってくる。

そしてリメイクを作っていく中で
やっぱり予想していた出来事が起こるわけですね。
まあ、そうなってしまうんでしょうね~。

そんなピンチだらけの中で、
ストーリーを一貫して流れるテーマは「ファッツ・ウォーラー」。
彼はアメリカでは有名な存在なんでしょうか。
たぶん、この人を知っていれば、この映画をさらに楽しめたのではないでしょうか。
これも残念です。

もっと映画を見なければ。
もっとアメリカを知らなければ。
こう思った次第でございます。

あ、もちろん映画自体はとても良かったです。

ちなみにDVDの特典映像で、
監督がある映画のタイトルを指定して、
主演のジャックとモスがオリジナルテーマソングを
即興で歌うという特典があるんだけど、面白かった。
DVD買ったら、ぜひ。
せーや

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