おざわさん

サウンド・オブ・ミュージックのおざわさんのレビュー・感想・評価

4.2
子供の頃に、テレビの日曜洋画劇場で見た以来かも知れないくらいで鑑賞。
あの頃は解説の淀川長治さんが満面の笑顔で、出演者たちやストーリーを話されていた記憶があります。

今回、音楽の授業でこの映画についてお話を聞く機会があったので、改めて見直してみました。

イメージとして「草原でジュディー・ガーランドと子供たちが楽しげに歌う明るい映画」としか思っていませんでしたが、まさか事実を元にしたストーリーだなんて思っていませんでした。

そしてそれがまさに第一次世界大戦後に、ヒトラーが政権を取ったナチスドイツがヨーロッパに派遣を伸ばしつつある時期のお話で、あの「エーデルワイス」という曲にはオーストリア国民の心が宿っているなんて思ってもみませんでした。

実際には家政婦ではなく、下の子2人はマリアの子供だった様ですが、時代背景や家族揃ってナチスドイツから逃げたのも実話。
そして歌が大好きな一家で、実際に亡命したアメリカでは有名なコーラスファミリーとして活躍したとか。

でも何より印象的だったのは、あの時代にしてワンカットの雄大なオープニング!
そしてドレミが、シではなくティーだった事です笑