おむすび

サウンド・オブ・ミュージックのおむすびのレビュー・感想・評価

3.5
この映画を見て嫌な気持ちにならないのは、マリアやトラップ家の子供たちの快活さ、修道院のシスターたちの優しさだけではなく、エルザの性格の良さにある。

昭和の日本でよく描かれたような陰湿な女ではなく、悔しいはずなのに本当にいいやつだ。

戦争が描かれるとき、主人公が明るければ明るいほど苦しくなる。
犠牲になるのは、「楽しい暮らし」なんだろう。

話は飛ぶが、映画好きの三谷幸喜もきっと見ているだろうし、『真田丸』での一家逃走シーンは、本作の歌唱コンクールでの逃走劇を参考にしたのだろうか、などと余計な妄想をしてしまう。
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