umihayato

ダークシティのumihayatoのレビュー・感想・評価

ダークシティ(1998年製作の映画)
5.0
超傑作!!!

頭から何がどうなってるのかもわからず、展開にビックリし続け、しかししっかり台詞で謎が明かされていく。

集団で一つになり"個性(≒心)"というものがない宇宙人が、人間のもつ"個性(≒心)"の出所を"記憶"だとしてそれを研究してる設定も興味深いし
全体と個の対決のラスト周辺は、そのまま「共産主義の崩壊から民主主義へ」の構図にもスライドできる。
結局主人公は、どちらの特性も持ち得る新人類になる訳だが、そこで自分の好きなように世界を作り変えてしまっては結局・・・というラスト。
狙ってるのか天然なのか制作意図はわからないが、結果的に含みを持たせたいい結末になっていると思います。

「個人を模るのは記憶、その根本にあるのは愛」というメッセージもしっかり込められてて良かったです。
umihayato

umihayato