てくのすけ

ダークシティのてくのすけのレビュー・感想・評価

ダークシティ(1998年製作の映画)
4.0
記憶を失った主人公が、何が起きてるか分からないまま夜の街をさまよって襲われたり娼婦にかくまってもらったりというハードボイルドな導入部や、ビルや家具がモーフィングし形を変えていく映像にワクワク。記憶がない理由、夜のシーンばかりであること、そしてタイトルにさえ全て理由がある。

アレックス・プロヤス監督のSFミステリとしては『アイ、ロボット』より断然イイ。脚本はデヴィッド・S・ゴイヤーなのね。チューン増幅装置のデザインとか直立したまま宙を飛ぶシュールな宇宙人とかイイ。今まで見たことないキーファー・サザーランドとか。ラストのビジュアルはそれまで抑え込まれてた気分が一気に解放されて感動的。素晴らしいSFミステリ。
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