各地のオウム拠点を追うことをメインに描いた2だが、それぞれの近隣住人や信者の対比が面白い。
特に藤岡市の拠点はとても興味深かった。オウムを許さない！などの看板に囲まれながら、寂しい。や、情が湧くと言う近隣住民たち。やはり知らないと知ってるのとじゃ全然違うのだなと思う。
あと、宗教の影響力の凄さを1よりも実感したな。麻原が命令したら実行するかどうかと言う質問に”する”と答えた、意思の強さ、盲目さに驚いた。と同時に自分がこれを信じるということを決めた瞬間からその教えを否定するという考えを排除する”信仰”というものの悪い意味での強さと怖さ。
オウムがどうすることが正しいのか分からない。と監督がいうように確かに残された人たちには荷が重すぎるほど”地下鉄サリン事件”というものは大きな事件だったのかもしれない。
