RyoS

緑色の髪の少年のRyoSのレビュー・感想・評価

緑色の髪の少年(1948年製作の映画)
3.6
「戦争で死ぬことを仕方ないと思っている」と子どもがカメラ目線で言うことの破壊力、それを映画で浮かずかつ印象に残るという最も成功した方法で成している。

少年の周りにいる大人が皆良い人ばかりなのが辛い。原作は差別がテーマだそうで映画にも色濃く残っているが、やはりよくわからない相手はまず人として知るところが重要なんだろうな。

「伝染するってママが言ってた」というセリフがあるように、大人が差別を生み出している様もしっかり入れていて、子どもの描写にも隙がなかった。
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