高野順

緑色の髪の少年の高野順のレビュー・感想・評価

緑色の髪の少年(1948年製作の映画)
3.4
 大した映画ではないと思うんです。メタファーとしての機能や意味を言葉で説明してしまっているに加えてやや安直で直接的すぎるとも感じる。ただポスターに落ちる影や画面外のバットや対峙する二人の周りを駆け抜ける生徒だったりきちんと演出する所では演出しているわけで基礎がしっかりとした映画だと感じました。なので大したことないなと感じながらも結構楽しい気分で鑑賞しました。
 忘れたのならばまた思い出せばいい。少年の頭にはまた緑色の髪が生えるだろう、と思ったがそれもまた台詞で全部言ってしまってて笑ってしまった。
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