はちゃめちゃにいい映画。
1960年代の話。
死を遅らせるのではなく、生活の質を高めることが医師の仕事である。と言う言葉が響いた。
寿命を長くし、健康寿命がおいてけぼりになっている現在大切すぎる考え方。ただ苦痛な時間を伸ばすだけだと意味がない。
CVPPPという考え方があるように、私は患者に手を出させたら終わりだと思う。それは患者が人に危害を加えたという過去を作ることになるから。よりその人が生きづらくなってしまう。一生レッテルがついてまわる。60年前だからわからないけど、そのように考えて患者の距離をなぜとらなかったのかと疑問に思った。若者の熱意だけ(この人たちは知識もあるけど)で突っ走る怖さを知る。
ルームメイトの演技も好きだったな。堅物だけど努力して努力して医者になりたくてしょうがない彼が最初から気になってたけど、学べることは全て学んだ、でもだめだから教えてほしいと真剣に言った表情が切なすぎて泣いた。
彼女は彼に愛してると言った後、ベッドの上に蝶がいたシーンで毛虫から蝶に、あの瞬間に変わったんやなあと思った。
自分で未来を切り開いていく人ってかっこいいね。笑顔が素敵だったな。