映画観太郎

パッチ・アダムス トゥルー・ストーリーの映画観太郎のネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

事実は小説より奇なり。
これが実話だというのが本当に衝撃。


おじさん(年齢設定忘れた)が医者を目指して医学部に入学して、しかもトップの成績で卒業した上に、「死を遅らせることじゃなく豊かな生を」とか言って独自の療法で無料で患者を救い続けたって。。、


どゆことやねん!!!


ってなる話ですよほんとに苦笑。
(どうやって稼いでたんだ…と思って調べたら最初は他で仕事しながらなんとか賄ってたようだけど(聖人すぎ)、後々は寄付も増えたようで)


とにかく型破りな発想で患者を救うパッチ(学生なのに勝手に)なもんだから学校側とかも「クレイジーな生徒来ちゃったよ…退学退学ー!」みたいな感じに。
なるよねそりゃ笑。


そんな感じなもんだから牽引力がすごい。

大人が常識だったりルールを壊すことは簡単じゃないのは、冒険心がどうとか突破力がどうとかより以前に、それが自分の中の「当たり前」として刷り込まれてここまで育ってしまってるから。

だと思うのですが、
それ故に「いやでもこれはおかしいよな〜」とか「こうした方がいいのに」とか思ってもそう簡単には実行できない。
わかってても社会のシステムに順応するしかない。みたいな。

けどパッチにはその壁がない。
まじ型破りおじさん。


勝手な想像に過ぎないけど、あと映画の脚色がどこまで入ってるかわからないけど(映画では自殺未遂患者として精神病棟入院で自分と同じ患者を救えたことで目覚める。wiki情報だと学生時代にいじめで3度入院。)、本気で死にたいと思ったことがある人だったんだろうたぶん。

だからそもそも常識とかルールとかそんなことは気にもしてなかったのかもしれない。(頭もめちゃくちゃ良かったみたいだし)
まじで強い。


悟りが開けるじゃないけど何かの境地に辿り着けると、なにかを変える力を持てるのかもしれない。
強い想いがないとやっぱり何かを成すことはできないなぁ〜。。。

とにかくモデルになった(というか実話だけど)パッチアダムスさんはまだご健在みたいなのでほんと無理せず頑張って頂きたいもんです。
素晴らしい人がいたもんだ!



主演のロビンウィリアムスは…残念ながら自ら選択した死によって亡くなられたけれど、やっぱり素晴らしい役者さんでした。
どうか安らかな眠りを。