アカデミー短編映画賞にもノミネートされたドンハーツフェルトの狂気的なアニメ。
おそらく今作は人生で見てきた中でも最もイカれてるアニメの一つだと思います。ジャンルとしてはブラックコメディ的で、ラースフォントリアー、ミヒャエルハネケあたりに近く、可愛らしい作画に対して敢えて意地悪かつぶっ飛んだ展開を用意していました。世の中にはたくさんのアニメがあるし、監督によっては個性も大分変わってきますが、ドンハーツフェルトのようなアプローチを取るアニメーターはなかなかいないのではないでしょうか。とりあえずインパクトがやばいです。余談だけど、ハッピーツリーフレンズとかサウスパークとか、アメリカを代表する大人向けのアニメはこの監督と同じエッセンスを持っているようにも感じました。