たてぃ

トンネルのたてぃのレビュー・感想・評価

トンネル(2001年製作の映画)
4.0
冷戦時代にベルリンの壁の下にトンネルを掘って東側にいる愛する家族や恋人を救出しようと試みる人たちのストーリー。(実話です)


TV用のようなので前篇後篇があり上映時間は長いです。

単にトンネルを掘る話だけでなく、スリリングなシーンが多く(特に東側の公安とのやりとり)見どころは多かったです。

個人的に印象に残ったのが2点…まだ見てない方はネタばれも含みますのでご注意。

1)ジャケットにも映ってるように、トンネル掘りメンバーの紅一点の女性の恋人が壁一枚挟んだ向こう側で射殺され女性は悲しみに浸る…その後、メンバーの一人とエッチをし(しかも女性から求め…)、自殺未遂までやっちゃう点は理解不能でした…

でも…「恋人が壁の向こう側で射殺される」なんてことを自分は経験したことないので、理解出来ないのも仕方ないか…

ちなみにこの監督の別の作品である「ドレスデン、運命の日」でも結婚間近の主人公のドイツ人女性が敵国であったイギリス人兵士と恋に落ちるという、こちらも理解が難しかったです…


2)トンネルを掘るには資金がいる、ということでたまたま撮影に来てたアメリカのTV局に自分たちのやってることをドキュメンタリーとして売り込むシーンがありました

が、そのアメリカ人の幹部が主人公に「我々が君に払うその出演料って、君が救おうとしてる『人』と同じ価値があるんかね?」みたいなことを言ったシーンはマジでこちらもブチ切れしました…
たてぃ

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