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アリゾナの決闘のこぅのレビュー・感想・評価

アリゾナの決闘(1948年製作の映画)
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コリーン・グレイ出演のウエスタン③連発祭の③

H・ブルース・ハンバーストン監督による、【ウエスタン】。



1880年のアリゾナのファーナス・クリーク。
酋長リトル・ドッグ率いるアパッチが出没するこの地は銀鉱山の開発で一画千金を夢見る山師たちが押し寄せていた。
救援物資を送る幌馬車隊がアパッチに襲われ、皆殺しにされた責任を問われたフレッチャー・ブラックウェル少将(ロバート・ワーウィック)は心痛のあまり、証言台で急死。
父が無惨な死を遂げた、息子2人の兄、キャッシュ/デックス・キャメロン(ヴィクター・マチュア)と弟、ルーフ(グレン・ランガン)は、父は銀の開発に絡む陰謀で無実の罪をきせられたと確信し、その汚名をそそごうと立ち上がる…。


ウエスタン祭ラスト(③)の本作は、
①と②と共通して、インディアン絡みではあるが、扱いは 隠し味的 で、アクション色は弱く、サスペンス/ノワール/ドラマという趣だ。
父の死の陰謀を突き止め、復讐するストーリー。
黒幕は見え見えなのだが、そこに行き着く迄の展開が楽しめる。
兄は正体を隠して、父の死の真相/黒幕を捜索。
早撃ちの腕を買われ黒幕のボディガードになった。
酒場の店員、
モリー(コリーン・グレイ*)と親しくなるが、彼女にも正体は明かせない。
途中から同じく父の敵討ちを目論む弟と久々に出会う。
兄は手を組みたいのにそう簡単にはいかない。
弟は、兄の過去 を許せなかった。
兄は弟思いで助けようとするのだが、、

兄がマークしていた、
ウォルシュ大尉(レジナルド・ガーディナー)は、事件に関与していて命を狙われていた。
彼は事件の真相の 重大なカギ を握っていたのだ。

そのウォルシュ大尉を巡って、
法廷へと持ち込まれる展開がハイライト。

お笑い&活躍するパーシフル
(チャールズ・ケンパー)の設定他、主要キャラが立っている。

クライマックスは、
逃亡する兄弟と黒幕との対決!!


ラストは、
絶体絶命、、
ちょいと都合良過ぎだが、インディアンの 隠し味 が効いてくる。


*注記
本作の美コリーン嬢(26)は、①と②より遡って若さ溢れ、溌剌としていた。
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