せきもと

上海特急のせきもとのレビュー・感想・評価

上海特急(1932年製作の映画)
3.5
悲哀が足りなくない?
上海特急4時間遅れから到着までの、ラスト10分〜7分のシーンがめちゃくちゃいい
これだけのための映画

名作というのは全部そうなのかも知れないけど、部品部品が映画のために充填しているのはさすがだなと

サスペンス要素とか格闘シーンとかは予定調和で、個性的なキャラクターの割にドラマは一筋、二筋くらいなのがもったいない気もするしラストもハッピーエンドなのは気に食わない
中国、フランスvsアメリカとか所得階級とか男と女とかのディスコミュニケーション、オリエンタルな、というか開発、植民されかけの雑多な中国とかも注目されてる(特にどうとは思わなかった)