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上海特急のkazu1961のレビュー・感想・評価

上海特急(1932年製作の映画)
4.2
▪️JPTitle :「上海特急」
ORTitle:「Shanghai Express」
▪️First Release Year : 1932
▪️JP Release Date : 1932/03
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : 第5回アカデミー賞 撮影賞
▪️Appreciation Record : 2022-100 再鑑賞
🕰Running Time : 80分
▪️Director : ジョセフ・フォン・スタンバーグ
▪️Writer : ジュールス・ファースマン
▪️MusicD : ※※※
▪️Cast : マレーネ・ディートリッヒ、クライヴ・ブルック、アンナ・メイ・ウォン、ワーナー・オーランド、ユージーン・パレット
▪️Review
ディートリッヒの魅力全開です!!スタンバーグとディートリッヒのコンビ作品、やっぱり面白いですね!!個人的には『間諜X27』と本作が好き。コンビ全盛期の作品ですよね!!
本作、アカデミー賞撮影賞を受賞したようにいかにも映画的な映像が印象的です。カメラワークがほんと凄い。革命中に北京から上海へと走っていく列車が舞台の物語なんですが、中国のオリエンタルで猥雑な狭いところを列車が走っていく映像が凄いですね。そしてその猥雑な世界の中に、ディートリッヒが居ること、溶け込んでいる映像がとても印象的です。そして本作でもディートリッヒの顔、顔、顔。その様々な表情にはベールがかけられ、陰影が施され、煙がその周りを取り囲む。これが中国の猥雑な風景画に溶け込んでいるのがやっぱり凄い!!
そして観終わった後でも素敵な余韻が残るそんな作品ですね。
本作、スタンバーグとディートリヒのコンビ作では、『嘆きの天使』(1930年)、『モロッコ』(1930年)、『間諜X27』(1931年)に次ぐ4作目の映画になります。

物語は。。。
内乱の中国、北京を出た上海行き特急の一等車に乗り合せた7人の男女。上海リリーと名乗る謎の女性は英軍将校と5年ぶりに再会して愛の炎が燃え上がります。途中で反政府軍が列車ジャックして乗客たちは人質になり、反抗したら殺される不安におののきます。。。

▪️Overview (映画. comより)
「アメリカの悲劇」「間諜X27」に次ぐジョセフ・フォン・スタンバーグの監督作品」で原作はハリイ・ハヴェイの筆になる小説、それを「モロッコ」「反逆者」のジュールス・ファースマンが脚色し、「アメリカの悲劇」「間諜X27」と同じくリー・ガームスが撮影した。主演者は「間諜X27」「モロッコ」のマルレーネ・ディトリッヒで「沈黙(1931)」「赤新聞」のクライヴ・ブルック、「龍の娘」のアンナ・メイ・ウォン、「間諜X27」「龍の娘」のワーナー・オーランド、「腕白大将」のユージーン・パレット、「間諜X27」のグスタフ・ヴォン・セイファティッツなどが助演する。
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