藤見実

上海特急の藤見実のレビュー・感想・評価

上海特急(1932年製作の映画)
4.0
なぜかもりあがるところももりあがらない単調な映画だが、列車ロードムービーとして面白いところ(車内でのすれ違い、遅れ、列車強奪、銃撃戦、群像劇など)は全部抑えてて、単調さの割に引き込まれる。変わった時間感覚だと思う。とりわけ夜の列車上での銃撃シーンが怖い、煙の中どんどん人が倒れていくのを定点カメラで撮っている。

ディートリヒが光りすぎてて幽霊みたいだった。
藤見実

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