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あるスキャンダルの覚え書きのhebのレビュー・感想・評価

4.0
孤独とそこから来る不安や寂しさ、それがどれだけ人を狂わせるか。
欠落を感じつつ懸命に生きてきた新任教師と歪な方法でしか人と関係性を築けなくなってしまった老教師。
どちらにも共感できる要素はありますが、ある秘密で繋がった2人の行く末はやはり泥沼の破滅劇でした。
人には人の地獄がある、とは誰の言葉だったでしょうか。

とにかく美しいケイト・ブランシェットとジュディ・デンチの圧巻の表現力。
見応えのある一本でした。
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