ももさく

孤高のメスのももさくのレビュー・感想・評価

孤高のメス(2010年製作の映画)
4.0
弘平の母親浪子は看護婦をしていた。母親が病気になった時、病院に勤めているのに病院をたらいまわしにされ、そして亡くなった。田舎の小さな病院で働き続けた母親に疑問を感じていた弘平。しかし母親が残した日記に綴られていた事により真実を知る事となる。

当麻鉄彦(堤真一)田舎の病院にやってくる優秀な医者。

中村浪子(夏川結衣)弘平を保育園にあずけ遅くまで田舎の病院で働く看護婦。

中村弘平(成宮寛貴)浪子の息子。大人になり医師となる。

武井静(余貴美子)優しい息子を溺愛している学校の先生。

青木隆三(吉沢悠)当麻の手術を見てから医者として成長していく。

大川翔子(中越典子)松男の娘。

大川松男(柄本明)市長。

実川剛(松重豊)当麻をライバルだと思う程当麻の腕を認めている医師。

野本六男(生瀬勝久)技術もなく横柄で最低な医師。

島田光治(平田満)病院の院長。

出演者 矢島健一、徳井優、安藤玉恵、本田大輔、でんでん、菅原大吉、太賀、佐藤歩他。

内容も、あまり覚えておらずでかなり昔ですが「青い鳥」と言うドラマで夏川結衣を知りました。豊悦とのラブシーンが印象的でした。それから「結婚できない男」で更に大好きな女優さんになりました。そんな彼女の語りで物語は進んでいきます。

堤真一の演技は言うまでもなく素晴らしく人として医者としてとても素敵な役柄でした。

息子を想う余貴美子演じる武井静も本当に強いなと思いましたし弘平も息子みたいなもんになっていくんじゃないかとすら思えた始まり方でもありました。

命が繋がっていくってのは、そう言う事なんだなと。それが出来る医師は、やっぱり凄いと思いました。

疑問としては静も浪子も夫出てこずだったし翔子も母親いないし片親の設定が多すぎない?と思ってしまった。

手術シーンがとっても生々しくリアルでした。

終わり方だけは綺麗すぎで想像できてしまうしスペシャルドラマっぽくもあるが、それでもとても気分良く見終わる事が出来たので映画でもありかな。

孤高→他とかけ離れて高い境地にいる事。

カセットテープってのが時代を感じるし都はるみは、かなり印象に残ります。