ながお

孤高のメスのながおのレビュー・感想・評価

孤高のメス(2010年製作の映画)
3.7
医師不足、医療事故、病院の派閥争い、臓器移植等の現代の日本の医療の問題を取り扱った映画。凄腕の外科医(堤真一)が寂れた街の市民病院にやってきて、淡々と、だけれど誠実に自分の仕事をこなしてゆく。医療に対する情熱で街を、そして病院を大きく変えるみたいな派手なストーリーでもなければ、ありがちな色恋沙汰もない。劇中で主人公の外科医が「手術は編み物を編むように一つ一つの工程をこなしていく」と語ってたけれど、この映画もそんな感じの映画。残念なところを挙げるとすれば、所謂"悪者"役の医者があまりにもステレオタイプな悪者で、現実味に欠ける気がしたのと、病院がネガティブなものとして描かれすぎな気がしたところ
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