たけちゃん

孤高のメスのたけちゃんのレビュー・感想・評価

孤高のメス(2010年製作の映画)
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観終わった後、静かに
ああ、日本の映画にもまだこんなのがあったのか。
と幸せな気持ちになった。
メインにくるような
小説や漫画が原作、ドラマの映画化。
それか少しマイナーな映画。
日本映画はこの二択に
なったようでつまんない感が
あった。
でもこの作品のように
いい役者が出て
ストーリーと人間の感情を
うまく表現できている作品は
久しぶりに観た。

堤真一さんは多くを語らなくとも
その人となりを表せれる
数少ない役者さんだと思う。

夏川結衣さんも
怒ってる表現すら少し寂しげで
愛らしい女性が上手い。

やり甲斐なんて
環境でここまで変わる。
全てのことに情熱を持てずに
ただ生きている人が
どれだけ多いのか。
生きてるだけで
大変な世の中
幸せと不幸が起こらなければ
情熱は生まれない。

ちぎれるような悲しみを
体験した人だけが
幸せの価値を知っているんだろうな。
たけちゃん

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