クリスタル・レイクに沈むジェイソンは湖底の電気ケーブルに感電し、復活してしまう。ジェイソンは高校生たちの乗ったニューヨーク行きの客船に乗り込み、次々と惨劇を繰り返していく。
主人公の女性・レニーの水恐怖症の話を軸にしながら、ジェイソンが客船で惨劇を繰り返す展開になっており、内容の無いストーリーでニューヨークにジェイソンが行ってどうなるか、という興味のみで観る形になり、観ていて退屈に感じる部分がありました。
肝心なジェイソンの殺害シーンがかなり雑であっけないものとなっており、怖さや驚きのないシーンの連続でした。殺害シーンがジェイソンの怖さの根幹を担っているのに、この演出の酷さは目に余りました。
レニーは幼い頃の記憶が曖昧で、やたらとジェイソンの幼い頃の姿に遭遇するのですが、水恐怖症とジェイソンの幼い頃の姿が結びつくようにストーリーで構成されていたので、それは良かったと思います。
本作の売りであり、タイトルにもあるジェイソンのニューヨーク上陸ですが、クリスタル・レイクの学生以外にジェイソンが一切興味を抱かずにスルーしていったので、殺戮の限りを尽くすジェイソンの姿を期待していた私はガッカリでした。
面白みに欠ける作品でした。
鑑賞日：2023年6月1日
鑑賞方法：U-NEXT
