官能的。
ガレルとニコの関係の何一つ知らないに等しいので、その辺りは何も言えないのだけど、ジェラールとマリアンヌみたいな、いつまでも断ち切れないか関係ってあるよな……。
それを何か言葉で作品中に語っ…
中間色が多用された柔らかい映像に、人物の顔のズーム、固定カメラの長回しの演出、愛とは何かを語る会話の鋭さ。バスタブで食事をして愛を強めるシーンがある一方で、なんでもなさに焦点を当てて乾きつつも生々し…
>>続きを読むニコの死がフィリップ・ガレルをどれほど苦しめたかを、本作や『愛の残像』が物語る。
ニコが弾くギターの音がガレルの頭に鳴り響いていた。
Je t’aime jusqu’à la mort.
このla…
ガレル映画らしい、フランスの正当で正統な退屈さ。そして最後がいい。
ヴェルヴェッツのニコとガレルとの物語。
ガレルってモテるんだなぁという、しょうもない感想を抱く。
ディディエ・ロックウッドのバイ…
じっくりと対象を捉えるカメラ。
物語はミニマムに切り詰められ、
余白が浮き上がる。
多分、とってもシンプル仕上げ。
澄み切った空気を
存分に味わうことができる
視覚が喜ぶ素敵作品。
ついでにソバ…
フィリップガレルは破滅を美しく描く天才。儚く、慎ましく、しなやかな堕落。こんな風に美しく絶えたいと願わずにはいられない危険映画。画面に宿るものが退廃なのか、それとも情熱なのか分からない。ガレルのこの…
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