ラブラドール

トム・ジョーンズの華麗な冒険のラブラドールのレビュー・感想・評価

2.5
1964年(第36回)のアカデミー賞 作品賞受賞作品です。
この作品、アカデミー作品賞の全作品制覇というフルコンプリートを目指す方にとっては鑑賞のハードルが高い作品。

自分も完全制覇を目指して全作品を調べて、アマプラなどで配信されていない作品はDVDなどを集めましたが、この作品だけはDVDが見つからず。
DVDが発売されていた時期もあるようですがもう随分前に絶版のようで。
市販された枚数が少なかったせいか、レンタルショップでも見当たらず、ネットで中古ソフトを探しても、1万円超のプレミア価格がついています。
・・・ということで、作品賞作品の完全制覇を目指そうとすると、こうしたプレミア価格になっている中古DVDを入手する以外の方法がないという大変困った作品です。そんな理由から、自分も3月くらいに1万円以上の中古DVDを購入しました。

ところが、何とU-NEXTの定額配信で5月から本作が観られるようになっているようです(^^;)
U-NEXTは契約していませんが、新規契約して本作を観てすぐに解約すれば良かったです。(初めの1ヶ月はお試し無料?)
せっかく買ったDVDは鑑賞後もコレクションとして保管しておきます!
いつか、作品賞のフルコンプを!と考えている方にとってはU-NEXTで鑑賞できる今がチャンスですよ(^^)

作品については、鑑賞のハードルが高い割には内容がイマイチでした。
これが本当に作品賞を受賞したのか?と疑問が湧くレベルです。
コメディ作品なのですが、最初から最後まで全く笑えませんでした。
主人公のトム・ジョーンズは作品中では破天荒キャラの位置づけなのですが、いうほど破天荒でもなく、少し女性関係にだらしがない程度。
笑いに対する価値観や文化は国によっても違うので仕方がないと思いますが、多くの日本人にとっては自分と同じくあまり面白さは感じないと思います。

作品を楽しむというよりも、観ることに意義があった作品でしたので鑑賞できたことは満足です!

※アカデミー作品賞 61/93鑑賞済