Hipposky

トム・ジョーンズの華麗な冒険のHipposkyのレビュー・感想・評価

2.0
263

18世紀を舞台にした18世紀に書かれた小説の映画化。ハリウッド的な映画文法に当時の様々な新しい表現を落とし込んだ作品。クレーン撮影、空撮、高速度撮影、コマ落とし、手持ちと言った技法やサイレント映画風のオープニング、ヌーベルバーグ的なカメラに向かっての演技等々、非常に挑戦的。反面、物語や美術、登場人物の所作(カツラの髪で口を拭く)など18世紀のリアリティをしっかりと作り込んでいる。

クラシックな物語と舞台、新しい表現の2面性が最大の見所。
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