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歓呼の球場のlemmonのレビュー・感想・評価

歓呼の球場(1949年製作の映画)
2.9
ウエストサイドストーリーのリフ君こと、ラスタンブリンの子役時代主演作品。

母親の再婚相手と折り合いの悪いなか、忍び込んだ野球場で出会った野球実況をするマイクと仲良くなる話。

思いの外シリアス。
描き方に抑揚がないので短い時間の割に少し長く感じた。
気楽に観れるかなと思い手に取ったので少し疲れてしまった💦。
なかなか濃い人間ドラマ、家族もの。

途中、精神を病んでいる(そこまで直球ではないが)と主人公を取り囲む大人たち。彼の抱えている闇を浮かび上がらせ救いを、、、ってことだろうが、それ以前に洗脳かのように決めつけにかかる大人たちに恐怖を覚える。

ラストのまとめは良かった。
被害者は子供だ。
が、主人公を成長させる糧になる。
強制ではなく正しく導ける大人にならねばと思わせられた。

物語はよかったが、映画として楽しかったかと言うと、、、
自分が観始めた時のテンションと合わなかったがゆえ、そこまで楽しめなかった😅。
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