backpacker

ナバロンの要塞のbackpackerのレビュー・感想・評価

ナバロンの要塞(1961年製作の映画)
4.0
『さて、時は1943年。イギリス軍の兵士2000人がケロス島で孤立していた。彼らの命はあと1週間。ドイツ軍は中立国トルコを引き入れるため、エーゲ海での示威行動にでた。その作戦の舞台はケロス島。軍事的に重要ではないがトルコに近い島だ。攻撃を率いるのがドイツ軍が誇る精鋭部隊。攻撃前に脱出しないと2000人の命はない。だがケロス島からの唯一の脱出経路は、ナバロン島に配備された最新の大砲2門の射程圏内。連合軍の艦船が近づけば撃沈されてしまう。連合軍が示威作戦を察知したのは決行の1週間前。その後の6日間は伝説となった。』
以上、冒頭字幕抜粋。


何これ、掴みバッチリですネ。
第34回アカデミー賞特殊効果賞を受賞した今作。迫力満点の映像は随所にあり、今見ても圧巻です。
先日『荒鷲の要塞』を見た時に思い出した今作。以前大学の講義の隙間に見ようとして、長さで挫折した作品。数年経過し、遂にリベンジしました。

マンドラコス村まで見て「あ、ここまで見て断念したな」と突然当時が思い返され、そこから先は新鮮な気持ちに。
さすがにギリシャの陸海空軍とイギリス軍が全面協力していただけあり、物量が圧巻です。
敵地潜入までの苦難の道のりといい、破壊工作までの人間ドラマといい、クライマックスといい、『荒鷲の要塞』より断然こちらの方が面白かった、と言うのが正直な感想です。
同じ150分でも、大きく差がつくなぁ……なんて思わされました。
backpacker

backpacker