超絶HGで危険なクラブに男が殴り込みに来てたみたいだけど、一体全体なんでこんなことになっちまったのかな？それじゃあ時間を遡って見てみましょうか、ぐるぐるぐる〜、おぅえ〜な話。
胸糞映画ハンターというきつい業を背負っているので、U-NEXT配信即マイリス即見でしたが、はぁ〜、キッツイねこりゃ。スプリングマン並みにとぐろを巻いた性癖嗜好の大爆発かよ、と思いきや、逆再生による何でもないようなことが幸せだった思うクライマックスが一番キツい作りになってやがる。ギャスパー・ノエ、変態に見せかけた策士なのか、策が得意な変態なのか。この人の作品は初見でしたが、「この映画を見たお前は変態だ！もう変態が確定している！次の作品はこちら！」と極彩色の鬼越トマホークに誘われて「CLIMAX」をクリップしてしもた。
名作と讃えられるわけもなく、人に勧められるわけでもなく、なんかこの映画の話自体おくびにも出せないのに、人目を憚りまたそのドアをノックしたくなる魅力があるなんて、これじゃあまるで本物の変態紳士クラブじゃあないか！違うよ！俺は違うよ！ただ、そういうほんの1mlの隠し持った危ねえ感情を、必要以上に肥大化させてくるような、そんな作品でしたね。この描写や世界を、美しくなんて思ったら負けだよ。アクマイト光線だよこんなの。
ストレートバージョンもどんな感触なのかすぐに見ちゃったのはここだけの秘密だ。
