あーあ。見ちゃった。
胸糞悪い映画で紹介されてたので見ちゃった。
レイプシーンってAVでもない限りワンカットで取るわけないんだよね。
でもフィクションで簡単にレイプ事件をさらっと入れちゃうのって良くないと思うんだ。
どのくらい、それが残酷なのか。
この映画もフィクションなんだけど、レイプは実際どのくらい残酷なんだろうかっていう興味で見てしまった。
もう、女性のつんざく悲鳴が痛々しすぎて。
しかもゲイに肛門に入れられてるので拷問。
その後顔をボコボコにされるのも怖くて、かわいそうで、なんでここまで酷いことができるんだっていう不条理に混乱。
胸糞胸糞胸糞。
でもその胸糞具合にちょっと見入っている自分もいて、また混乱。
人って恐怖を感じたときも、快楽を感じたときも、脳の同じところからベータエンドルフィンという快楽物質が出るらしいんですよね。
だから、エログロってセットにされがちで、強烈に人の脳に強烈に残っちゃうんだろうなって思った。
見終わったあとはお化け屋敷に入ったような感覚でした。
凄惨な事件が起こった時に、被害者がどういう人生だったかをいくら掘り下げたところで、事件があったことは変えられないんですよね。
じゃあどうして、世間は殺人事件や猟奇的な事件が起こったときに、ワイドショーで被害者の人となりを知りたがるんだろう。
もう一種エンターテイメントになってるんだろうな。
胸糞シリーズの中でも結構リアルに胸糞感を体験できて、ツッコミどころも少ない良作だと思いました。
胸糞体験したい人以外は見なくていいです。
