キャッスルグレンギャリ

オーケストラの少女のキャッスルグレンギャリのレビュー・感想・評価

オーケストラの少女(1937年製作の映画)
4.0
U-Nextで鑑賞。白黒の古典的名作を見たくなり「マイリスト」に登録してあった本作を鑑賞。オーケストラ専属の大歌手に育っていく少女の話かと思っていましたがそうではありませんでした。「素晴らしき哉、人生!」にあるような心温まるのお話でした。
お金がないパッツィーを先行投資だと言って只で乗車させてくれたタクシー運転手との交流が好きです。パッツィーの晴れ姿を一張羅を着て観に来てくれて。ジーンと来ました。

筆者は50年ほど前の中学生のころキネ旬の「映画俳優事典」を熟読していました。その中に「アドルフ・マンジュー」という変わった名前(苗字が「饅頭」なので)のを見つけました。
この度初めて彼の作品を見ることができました。若い頃はさぞかし男前であったろう善良な父親役でした。いい役者さんです。