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オーケストラの少女のhokaのレビュー・感想・評価

オーケストラの少女(1937年製作の映画)
3.0
D.ダービン演じるパッツィーはwhistle voiceが見事で行動力もあり、とても親思いのいい子だが、とてつもなくポジティブでけたたましい。

彼女はOzのJ.ガーランドになっていた可能性もあったようだが、ジュディのその後を思えば、91歳で天寿を全う出来て良かったのかも知れない。

ストコフスキーの馬鹿でかい屋敷の階段や踊り場に陣取り演奏するUnemployed Orchestraに、次第にノッてくるストコフスキーの演技は、殺傷力抜群なW winkと共に大きな見所。
超楽しい。

劇中音楽は聞き応えがあるが、オーケストラの一演奏家は、主にクリスマスの時期以外はあまり仕事が無いと聞いた事があるから、2ndジョブ持ちも多いそうだ。

ましてや世界恐慌の時期は尚更だ。

だから裏の事情はともかく、映画ぐらいはこんな破格のハッピーエンドが相応しい。
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