アトミ

悪魔のセックス・ブッチャーのアトミのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

60点

湖に遊びに来た女子大生4人組(金髪デビー、クリスティーン、ボビー、キャロル)キャッキャキャッキャ。
1人の男がそれを離れた場所から見ていた。

真夜中、帰宅途中車がエンコ。通りがかりの車にヘルプ。その男、トミー・タウンゼントは自宅へ招く。
トミーは父親と二人暮し農場経営。父親は女達を泊めるのを猛反対。「女がいると良くない事が起こる」らしい(母親の死と関係あり)。
外に追い出すのも危険だし、早朝には帰って貰うからと優しいビリー。4人は泊まる事に。
父親お手製の肉の燻製をご馳走。大好評。

皆が寝静まる頃、息遣いの荒い謎の男が現れまずは入浴中の金髪デビーが殺され、残る女3人も銃や斧で惨殺。
翌朝、父親は死体を発見。外にいたビリーを呼ぶ。

ビリー「まさか僕が?」
父親「大丈夫だ。後は処置しておくからお前は町に出て買い物、映画でも観てとりあえず帰ってくるな。」

ビリーは母の墓の前で、自分のやっただろう事、町に逃げる事、は正しい事じゃないがどうしていいかわからないと助けを乞う。

ビリーは夜の町を彷徨う。
LIVEバーで飲んだくれる。バンドの曲が普通に最高。
女性スタッフ「シェリー」がビリーに声をかける。
バンド2曲目演奏。しっかり聞かされる。が、普通にいい曲。
おかわりを持ってくるシェリー。
トミーも「きみかわういね」とナンパ。トミーはべろべろ。

朝。裸のトミーが目を覚ますと隣には裸のシェリー。
ということでシェリーにお持ち帰りされちゃったトミー。しかし昨晩は「何も無かった」ようだ。
2人は1日を過ごしグッと親密になる。
日曜日にトミー農場へ友達と行く事を約束し、キスをし別れる。

農場へ帰って来たトミー。一々うるさい父親になんだか急に反抗的になってる。
日曜日にシェリーが来ると報告。当然父親は猛反対。母親を殺したのもトミーのようだ。
だけど聞かないトミー。
シェリーと一晩過ごしても大丈夫だったからと説得。というよりどうしても来させる事を譲らない。

ということでシェリーと友達ベッキーがやって来る。
父親はべろべろで、とっても失礼な態度。それでも夕食を準備する。
父親お手製燻製肉をご馳走。大好評。
その夜。トミーとシェリーは交尾する。

そして寝ていたベッキーは殺されてしまう。父親に。

翌朝。消えたベッキーを探し回るシェリー。
小屋に入ると中には「ミートフックで吊るされた3人の死体」が。
スクリームで母屋へ入るとそこには人間の足を切り刻んで食事の準備をしている父親。そしてシェリーを襲う。
ヘルプに入るトミー。正気を失った父親はトミーを襲う。

そこへババアが割って入り、ババアは父親が振り下ろしたナタで死亡。
ババアはトミーの死んだはずの「母親」だった。


父親は彼女を深く愛するがゆえ、性癖(カニバリスト)に答えるべく殺人に走った。それに耐え切れなかった精神が崩壊していた。
原因が取り除かれた今、父親は良くなっていくだろう。
と弁護士?から報告を受けるトミー。その手をそっと握るシェリー。

トミーのことや、あれだけ愛してた嫁さんに別れの言葉も言えなかったことを考えながら遠くを見つめる拘束衣の父親。

エンドロールの切なすぎるサントラ。


な、お話。
特別な謎肉ってのもスグに何の肉か見当つくし、犯人もすぐに分かってしまう。
前半、ドタバタで4人もぶっ殺してんのに朝まで気づかないトミーてのは無理設定。
町に行く前は反省しまくり、帰ってくるともう忘れてるってのもちょっとね。

でも全体を通してそこまで悪くはない。

サントラは良い。
アトミ

アトミ