アサミ

悲しみは空の彼方にのアサミのレビュー・感想・評価

悲しみは空の彼方に(1959年製作の映画)
3.2
結構色んなことがてんこ盛りで何がメインテーマなのかはよく分からないけど野心家の女優の母、何不自由ない生活を送れるも母からの愛に飢えている娘、黒人という立場をわきまえ慎ましく生活をする母、黒人であることをひた隠しにして生きる娘、とそれぞれの人物の生き様から目が離せない。
メロドラマ的な部分もあるけどオマケ程度かなあ。
むしろかなり中途半端だから何かイラッとしちゃった。
恋より仕事を選べる女性、かっこいいですけどね。

やっぱり黒人差別が描かれる部分が印象に残ってるかな。
黒人として堂々と立ち振る舞う母とそれを隠し生きていきたい娘。
嘘をついてはいけない、という母親の考えは確かにそうだけど娘のサラ・ジェーンがどんどんと後手に回っていく感じは見ていて辛かったな。
現代の感覚で見ると毒親じゃんって思っちゃった。
もちろん当時のことを思えば悪いのは母親ではないことは明白ですが。
肌の色が違うだけでこんなに人生が違ってしまうなんてね。

ラナ・ターナー、顔立ちがすごく派手だなあ。
その生き様もかなり派手だったようですが..
成長したスージーがめちゃくちゃかわいかったな〜。
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