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悲しみは空の彼方にのSのレビュー・感想・評価

悲しみは空の彼方に(1959年製作の映画)
3.6
1959年の作品。黒人の人種差別を扱っててこの時代にしたら先進的な作品。それでも差別的な要素は大いに残ってておいおいってなる。
黒人親子のストーリーが重要なのに、ポスターに入ってないのびっくりした。

白人のローラ親子は成功し幸せになる一方で、黒人のアニー親子は崩れてく。
小さいときから仲良しだったサラジェーンとスージーだけど、物心がつく頃からサラジェーンは自分のアイデンティティに悩むようになる。自分が黒人の子なのを蔑み、それを隠すために母アニーから離れて生きようとするサラジェーンを心配するアニーを見てるのが辛かった。白人と黒人の境遇の違いを見て育ったからほんとは好きなお母さんも嫌っちゃうサラジェーンにも心が痛む。社会がそうさせてるのにね。
見た目白人の黒人の娘っているのかなって思ったけど知り合いはアルビノでそういう子を知ってるらしい。
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