あ

悲しみは空の彼方にのあのレビュー・感想・評価

悲しみは空の彼方に(1959年製作の映画)
3.8
シングルマザーに人種問題にサクセスストーリーに、様々な要素がてんこ盛りにもかかわらず、音速のカッティングでストーリー展開していたところが職人技でした。

ローラのサクセスストーリーやスージーの失恋はありきたりで全然面白くなかったですが、それに隠れて最後まで見えなかったアニーひいては黒人たちの物語がアニーの葬儀にて花開くところが素晴らしかったです。白い肌に気を取られて黒人の血を無視してきたサラジェーン、そして当時の白人たちは、最後の最後で本作の本当の力を思い知る訳ですね。
あ