りょうた

悲しみは空の彼方にのりょうたのレビュー・感想・評価

悲しみは空の彼方に(1959年製作の映画)
3.9
売れない女優の未亡人ローラと娘のスージーが、家のない黒人女性アニーと娘のサラジェーンと出会い、家に連れて帰り生活を共にするようになる。
サラジェーンは母親が黒人でありながら肌が白い。それ故白人でありたいと願い、自らの出自を呪い自身のアイデンティティに苦しみ続ける。
ローラは女優としての成功を夢見るが恋人の理解を得られずに別れてしまう。その後舞台女優として成功しスージーのことを顧みなくなる。
2組の母娘の10年以上にわたる物語。時代が時代だけに黒人差別の描写がえげつない。サラジェーンの初めての彼氏がサラジェーンが黒人だとわかった途端態度を豹変させ暴力を振るうとか。ヘビーな作品ではあるけど最後サラジェーンの母親への思いを知り救われた気分になった。やっぱり古い映画だから演技は大仰。
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