歌子

悲しみは空の彼方にの歌子のレビュー・感想・評価

悲しみは空の彼方に(1959年製作の映画)
4.0
白人の容姿をしていながら、黒人の母を持つ少女と、 売れない女優の白人の母を持つ少女の、二家族の共同生活に、やがてくる破綻の運命。 昔の作品とは思えないほど、シビアな差別への人物描写が圧巻です。サンタクロースの肌は黒いか、黒人の血と白人の血は違う色なのか確認するために、お互いの腕を傷つける無邪気な少女たちの行動が怖さを増します。 でも若干、黒人の混血児の少女のキャラクター設定が、軽薄で卑しく書かれているのは考えすぎでしょうか?
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