パトカーをジャックした男女と警官、それを追跡するパトカー群のロードムービー。
男女の目的は里子に出された赤ちゃんを取り戻すこと。ピュアで若さゆえの行き当たりばったりの逃避行。
3人はいつの間にかヒーロー扱いされ互いに心を通わせていく。
追走するタナー警部の温かい視線を送る姿に深みがあり印象に残った。
旅はいつかは終わる。
最後になんとも言えない切なさが残るが、哀愁を帯びたジョン・ウィリアムズの音楽が美しい画を盛り上げ心に染みる。
しかし男性が『ダイ・ハード』のクソ野郎だったとは！ウィリアム・アザートンにこんなフィルモグラフィーがあったんだなー。感慨深い。
スピルバーグの劇場デビュー作。アメリカン・ニュー・シネマ風味だったのは意外。
ただ、いくらなんでもこの日本題名はないわ。
