原作は星を付けるのもおこがましいけれど「星5つ」です。本作は邪魔にならない程度にオリジナル演出が入っていました。途中で入ってきた幼いジャイアンとスネ夫のエピソードは良かった。オチは笑いでおとさなかったのが少し残念。でも、大元のストーリーが本当に素晴らしいから泣けるね。こんなおばあちゃんがいなかった自分。でも、亡くしてから感じる「我儘」と「後悔」。それに加えて亡くした人から劇中のような愛ある言葉を送られたら...。おばあちゃんが疑わないのも良かった。「物語の整合性」を考えたらナイだろうけど。でも、疑わないのが自然に感じる。これは藤本先生の作家性が成せる技。本当に優しい。
