FGM。
全く知らなかったし、未だにこんな野蛮な風習が残っているだなんて。
無知だっただけに、衝撃は大きかった。
決して許されない人権侵害。
ストーリーの大部分は、ソマリアの遊牧民から紆余曲折あってトップモデルになるという、いわゆるシンデレラストーリーではある。
その過程は、偶然と信頼できる友人に恵まれたものであったが、全てのきっかけは、幼い頃のあの出来事。
「人生の転機は?」という問いに対してワリスの答えは、インタビュアーも震えて泣くほどのショッキングな告白だった。
トップモデルである今と、過酷過ぎた残酷な幼少期。
モデル生活を送る中で、何かをきっかけに過去の記憶が蘇り、そのまま幼少期のシーンへ時間軸が行き来する。
そのため、ワリスの華やかなモデル生活も、全てが影を帯びてみえる。
社会派映画からの学びは、世の中を新たな視点で考え直すきっかけにはなるが、このテーマはきつかったな。。
でも、観るべき映画だと思います。