ソマリアの遊牧民の娘ワリス。
傷だらけの足で砂漠を脱出した。
彼女は誰よりも運が良かったのかもしれない。
あのままソマリアにいたら何も疑わずに女としての生を終えたのかもしれない。
しかし長年にわたるイギリスでの生活が、ソマリアの女性の置かれた立場について疑問を抱かせたのだろう。
世界中が薄々は知っていたことなのだが、やはり衝撃を禁じ得ない。
その国にとっての文化といえばそれまでだが、まだまだ世界には様々な風習が残っているのだろう。
それが残酷だと思うのは私たちの勝手な考えなのかもしれないが…
彼女は美と運に恵まれたおかげで、ランウェイを歩くトップモデルとなることができた。
そして勇気を持って語ってくれたことによって、私たちはあの地の女性たちの宿命を知ることができた。
これは実話です。
FGMは今禁止されているにもかかわらず、なくなったわけではありません。